DPI総会報告 SSKA頸損No.131

SSKA頸損No.131 2020年6月17日発行

DPI総会報告

PDF DPI総会報告

全国頸髄損傷者連絡会
副会長 村田惠子

 先日、5月30日(土)・31日(日)、第36回DPI日本会議全国総会が、新型コロナウィルス禍、発足以来初となるZoomによるオンライン総会が開催された。
 例年は、総会だけでなく、基調報告・分科会・交流会と全国各地の仲間と集い、意見を交換する機会があったが、残念ながら総会のみの開催となった。

 今年度は常任委員(任期2年(2020年―2022年)の改選年度で、今回初めて立候補された愛媛支部の井谷重人さん(CIL星空)と全国頸髄損傷者連絡会として八幡さんから引き継いだ村田が選出された。
 総会では、①障害者権利条約の完全実施 ②地域生活 ③交通まちづくり ④権利擁護 ⑤教育 ⑥雇用・労働・所得保障 ⑦障害女性 ⑧国際協力 ⑨尊厳生 ⑩優生保護と優生思想 ⑪欠格条項 ⑫防災 ⑬障害者文化芸術 ⑭次世代育成と各分野の2019年度活動報告および2020年度活動方針・予算が提起され審議し今年度DPI日本会議の活動計画が承認された。

 その後、総会アピールが平野みどり議長から読み上げられて、SDGsとして進めるDPIビジョンの説明があり採択された。DPIビジョンでは、今後DPIビジョンタウンミーティングを実施、加盟団体と討議し、一体となって活動強化に取り組み、地域の課題を全国での取り組みに反映させ連携した運動を展開することにより、全国各地の加盟団体との関係づくりをめざす。特に、来年度に見込まれる国連の建設的対話と総括所見(勧告)、障害者基本法の改正、差別解消法の見直しは、いよいよ最終局面を迎えている。全国頸髄損傷者連絡会としてもDPI日本会議と協力して障害者権利条約の完全実施に向けて取り組まなければならない。

 さて、ご存知のとおり、昨年末から始まった新型コロナウィルスの感染は、私達障害当事者団体の活動にも大きな影響を及ぼしている。DPI日本会議においても、同じく影響を受けて今年度の常任委員会、11月21日(土)・22日(日)開催予定の政策討論集会はオンライン開催となった。また新型コロナウィルス禍での新たな取り組みとして、オンラインミニ講座を始めることになった。
 まだまだ収束が見えない新型コロナウィルスだが、どんなに重い障害があっても尊厳をもって生きられる社会、「命の選別」に曝されることのない、「死」でなく「生」を考える社会とするために、社会に「NO」と伝え続けていかなければならない。


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