特集 頸損の便利生活 インターネット環境の上手な利用生活 SSKA頸損No.131

SSKA頸損No.131 2020年6月17日発行

特集

頸損の便利生活
インターネット環境の上手な利用生活


PDF 頸損の便利生活
インターネット環境の上手な利用生活

 現在のインターネット環境は十数年前から考えても目を見張る進化を遂げています。
 パソコンはもとよりスマートフォンは今や生活にはなくてはならない存在となっています。頸損者にとってもパソコンやスマートフォンは必需品であり、インターネットの環境こそがそれらの道具を有効活用させる大きな役割を担っています。インターネットを駆使して、上肢に麻痺を有する頸損者でも創造的で独創的な表現を行うことが可能です。文章、プログラミング、イラストやマンガ、動画や画像や音楽の編集等を公開したり、コミュニケーションツール(SNS、テレビ電話、ゲーム)として活用する人もいます。もちろん仕事に活用している人も多く見受けられます。
 では、実際に頸損者はどのようなインターネット環境を構築して、自身の生活に便利に取り入れているのでしょうか。インターネット環境をどのようにして便利に活用しているのでしょうか。

 今回の特集は、インターネット環境とそれにまつわる機器や道具を便利に使いこなしている頸損者の生活を紹介します。

事例1
兵庫支部・島本卓さん(C4・四肢完全麻痺)

イントロダクション
 私が交通事故で、頸髄C4を損傷してから13年が経ちました。退院後すぐに両親と一緒に実家で生活を始め、9年目に思い切ってひとり暮らしを始めました。生活環境が変わったことで、物や機器の設置にとても苦労しました。そこで、せっかくのひとり暮らしをより良いものにするために「自分らしく」「快適」「エンジョイ」の3つのコンセプトを掲げ環境整備に取り組みました。
私が、日常生活を楽しみながら、安心して暮らすために取り入れた4つの工夫を紹介します。
 工夫を紹介する前に、「Wi-Fi(無線LAN)」について簡単に説明します。「Wi-Fi」という言葉をよく耳にします。Wi-Fiには2.4GHz帯と5GHz帯の2種類の電波があります。2.4GHz帯は周波数が低く、電波が遠方まで届きやすいのがメリットです。また、壁や床などの障害物にも強く、隣の部屋や2階の部屋に電波を届けることができます。ただ2.4GHz帯は、Wi-Fiだけでなく、家電やIHクッキングヒーター、Bluetoothなどの機器も利用する周波数帯です。お互いの機器から出ている電波が干渉し合うことで、Wi-Fiの電波が弱まります。5GHz帯のメリットは、Wi-Fi専用の電波です。そのため、ほかの家電が出す電波と干渉することがなく、安定的に通信を行うことができます。ただ5GHzは壁などの障害物があると弱まりやすい点はデメリットとなります。

工夫1
 1つ目の工夫は「Wi-Fiを活用する」ことです。私の生活には家電機器が溢れています。家電の数と同じ数だけリモコンもあります。自分で各リモコンを使いこなすことができればいいのですが、四肢麻痺の体ではそれが叶いません。実家で生活をしていた時には、家族やヘルパーにリモコンを操作してもらっていました。しかし、自分のタイミングで「テレビ」、「照明」、「エアコン」などを操作したいという思いがありました。そこで環境制御装置(ECS)を取り入れることにしました。環境制御装置は機器本体が大きく、設置するためのスペースが必要であり、またセッティング時にも赤外線の飛びやすさを考えたり、呼気スイッチの角度や置き場所等の微調整が必要でしたが、私の生活には欠かせない便利な福祉機器でした。テレビ、エアコン、照明、電動カーテン、電動ベッドのギャッジアップ操作が自分ひとりできることは、私にとっての自立だったからです(写真1)。


写真1 環境制御装置を使用している様子

 ひし形のモニター(写真1右上部)や機器ごとに設置スペースが必要であり、家電によっては有線接続をしているので、家族やヘルパーがコードに引っかかる問題が出てきました。
 これらの問題を解決するために、ひとり暮らしを始める時に新しい機器を探そうと決めました。機器を探す条件を、1スマートフォンで操作可能、2低価格、3登録のしやすさの3つにした結果、「eRemote RJ-3(株式会社リンクジャパン)」を選びました(写真2)。


写真2 おにぎりサイズ「eRemote RJ-3」

 市販の機器として販売されており、価格も5000円台とリーズナブルで購入しやすい製品です。セットアップもとても簡単で、スマートフォンに専用アプリをダウンロードして使用します。赤外線リモコンで操作できる家電のみとなりますが、機器登録もすぐにできます(写真3)。私が現在登録している家電は、エアコン、テレビ、照明、サーキュレーター、スマートコンセントです。コンビニのおにぎりサイズなので、場所を取る心配もなくなりました。


写真3 スマートフォンで機器ON・OFF

 「eRemote RJ-3」を取り入れたことで、環境制御装置で操作できる家電が、スマートフォンで操作可能となりました。ただし有線接続が必要な電動ベッドの操作はできませんでした。
 Wi-Fi機能を使うことにより、外出先から遠隔操作で自宅のエアコンをつけることができます。もちろん照明も操作可能です。照明を消し忘れて外出した場合も対応できるので助かっています。

工夫2
 2つ目の工夫は「ベッド上でパソコン操作をする」ことです。私は1日の大半を、電動車椅子上で過ごす生活をしています(写真4)。パソコン操作は、電動車椅子上で行うことを前提に必要な機器の高さや位置調整をしていました。そのパソコン操作をベッド上で行えるようにしました。
 電動車椅子上でのパソコン操作には、マウスとキーボードの固定と角度調整を行えるユニバーサルアームを使っていました。この方法は、病院に入院していた時の作業療法士が考案してくれました。マウスの代わりにトラックボールを使い、キーボードは市販のものを使っていました(写真4)。カーソル操作はトラックボールのボールを顎で動かして行い、Clickは頬で押します。キーボードは、口に咥えた棒でキーを押して入力します。スマートフォンを操作するのも同じやり方です。


写真4電動車いすに乗ったまま、パソコン操作

 ベッド上のパソコン操作環境で問題となったのは、ギャッジアップをせずに操作する方法を考えることでした。ギャッジアップすると体が下がってしまい、操作が安定しません。仰臥位でのパソコン操作を考えた場合、1モニターの大きさと固定の仕方、2トラックボールは逆さまでの使用に適さない、3キーボードの大きさと固定の仕方に問題がありました。操作のしやすさも考えなければならないので、かなり考えて設置する必要がありました。モニターの設置は、角度調整ができるテーブルをネット通販で購入し、自宅にあるノートパソコンで試してみました(写真5)。


写真5角度調整ができるテーブル

 角度調整は問題がなかったのですが、モニター画面はとても小さく見えづらく、さらにキーボード入力は目、首への負担が大きいことが判明しました。最終的にはプラネタリウムから着想を得て、天井にプロジェクターで映像を写し出すことにしました(写真6)。手持ちの小型プロジェクター(スマートフォンサイズ)を試用してみました。


写真6 プラネタリウムのような感じ

 小型プロジェクターはスペースをとらず、近くを写すのは問題ありませんが、遠くに写すと文字がぼやけてしまうことがわかりました。離れた距離でも鮮明に写し出すことができる高解像度の製品を探すことにしました。探してみると一万円くらいの安価でも高性能の製品がたくさんありました。一番解像度の高い製品に決めました。プロジェクターを天井に向けて投影するために、部屋の中にあった台車に縦向きに固定して使用することにしました(写真7)。


写真7 台車がこんな使い方に

 最後にキーボード入力の方法について検討しました。離れた距離の映像を見ながら操作する必要があるため、小型で、弾力性の強いキーのものを選びました(写真8)。Bluetoothで使える製品であれば、配線がないので顔の前もスッキリです。マウス操作も、キーボードに付いているタッチパッドでできると思い、スマートフォン用の棒で試してみたのですが、反応が鈍くストレスがかかるため別の方法を考えることにしました。スマートフォンがキーボードの代わりにならないかと考えたのですが、アプリとスマートフォンの相性が悪く、文字入力が画面に反映されるまでにかなりのタイムラグがあるため使うのを断念しました。


写真8 スマートフォンと同じぐらいのサイズ

 いろいろ探した結果、先輩頸損者のアドバイスを受け、「テンキーパッド」をマウス代わりに使うことにしました。数字入力のイメージが強いテンキーパッドがこんな使い方ができるなんて、考えてもみませんでした(図9)。


写真9 顔の前に、キーボードとテンキーパッド

 いくつかの工夫をすることで、ベッド上でギャッジアップをせずに、パソコン操作ができる環境が整いました(写真10)。


写真10 パソコンを快適に使いこなす

工夫3
 3つ目の工夫は「防犯対策」です。誰もが生活をしていく上で、防犯対策は重要です。防犯意識は皆さんに持ってもらいたいです。私はバリアフリー住宅ではなく、一般の賃貸マンションで生活をしています。偶然ですが、既存のインターホンはベルが鳴れば、ハンズフリーで音声応答ができるものでした。ところがいざ生活が始まると、家具などで部屋がいっぱいになり、音声応答が使え無くなりました。密集した家具のせいで部屋に声が響かなくなったことが原因です。私は常時ヘルパーがいるわけではないので、サービスを受けていないときはインターホンが鳴っても対応できません。誰が来たのかもわからないため、不安に感じることが多かったです。インターホンごと買い換えることを考えましたが、購入費用がかさむため断念しました。そこで1費用が安い、2取り付けのみで使用できる、3スマートフォンで確認と通話ができるの3つを条件に代用できる機器を探すことにしました。ベビーカメラやペットカメラ(以下、ネットワークカメラ)を使えば音声対応ができ、訪問者の確認もできるので、ネットワークカメラを採用することにしました。比較的安価であったことも選んだ理由のひとつです。訪問者には既存のインターホンを鳴らしてもらい、私はスマートフォンのアプリで訪問者を確認し、ネットワークカメラで応答通話することにしました(写真11)。


写真11 ネットワークカメラを設置

 スマートフォンでネットワークカメラを遠隔操作することができます。外出先からでも自宅に来られた訪問者を確認しながら対応ができます。とても便利で安心できます。SDカードを活用すれば、誰が訪問してきたかを帰宅後に確認することも可能です。
 私が一人で外出をしていて帰宅が遅れたとき、自宅にサービス提供に訪問してきたヘルパーにネットワークカメラから「遅れる」と伝えることに活用しています。実は、室内にもネットワークカメラを設置しています(写真12)。外出した後に資料を忘れたことに気づき、ヘルパーに忘れ物を取りに帰ってもらうことがあります。その際に忘れ物が私の思っているものと間違いないか確認するコミュニケーション手段として活用しています。カメラに忘れ物をかざしてもらって直接確認することで間違いは防ぐことができています。


写真12 部屋内にネットワークカメラを設置

工夫4
 4つ目の工夫は「節約と災害の対策」です。災害時、私たちにとって一番厄介なのは「停電」です。人が生活する上で電気は不可欠です。数時間程度の停電でも、夏場では冷蔵庫の食材が全てダメになってしまいます。頸損は、エアコンが使えずに熱中症や低体温症に陥る危険があります。
 2011年に発生した東日本大震災後に、家庭用蓄電池が注目されるようになりました。2012年から蓄電池の導入に補助金が交付され始め(現在この補助金は打ち切られています。代わりに一般社団法人環境共創イニシアチブが「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金」の公募を行ったり、各自治体独自の補助金制度等があります。いずれも応募期間が定められているので申し込む際には確認が必要です。)、災害に対する不安から災害時の非常用電源として準備する家庭が増加しました。
 私が現在住んでいるのは賃貸マンションの13階です。住みだしてからすぐに、持ち運びできる蓄電池を購入しました。現在は4つの蓄電池を導入しています。私の生活は電気で動く機器を多く使用しています。主に電動ベッドやエアーマット、CPAP(シーパップ)、移乗用介護リフト、電動車椅子が、使えなくなると困る機器です。移乗用介護リフトは、購入時にコンセントタイプのものを考えていましたが、停電した際のトラブルを考慮し、バッテリータイプの製品を購入しました。
 日常生活では以下のものに蓄電池を活用しています(写真13)。
①スマートフォンやノートパソコンの充電
②バッテリー式掃除機の充電
③空気清浄機使用時の電源
④eRemote RJ-3起動中の電源
⑤モバイルバッテリーの充電
⑥ネットワークカメラ起動中の電源
⑦サーキュレーター、扇風機使用時の電源


写真13 蓄電池でノートパソコンを充電

 蓄電池を取り入れてからは、毎月の電気代が3000~5000円も安くなりました。壁のコンセントがいっぱいだったとしても、蓄電池を持っていけば扇風機などを使用することができます。電力がなくなれば家庭用コンセントで充電が可能ですが、そこも節電を考え、私は太陽光パネルを活用して充電しています(写真14)。


写真14 太陽光パネルで蓄電池を充電中

 蓄電池の価格は、決して安いものではありません。でも、電気代の節約を考えると簡単に元を取ることができます。そして楽しみながら電気の節約生活を送ることができます。もちろん震災があったとしても電気で慌てることはないでしょう。

 現在、私が注目している家電は「音声で操作できるシーリングライト」です。最近では、家電をスマートフォンやスマートスピーカーで操作されている方が多いのではないでしょうか。ただ、スマートスピーカーはそれ自体に家電を操作するための設定を行う必要があります。そしてWi-Fiがあることが使用のための絶対条件になります。現在販売されている音声操作のシーリングライトは、Wi-Fi環境がなくても、直接照明機器を音声だけで操作することが可能です。難しい設定もなく、商品が届いて、天井に取り付ければすぐに使えます。とても便利な家電だと思います。

 インターネットの普及により、欲しい情報はいつでも手に入る時代になりました。得た情報をいかに活用できるかで生活の豊かさが大きく違ってくると思います。機器は、高価であれば良いといわけではありません。安くても便利に使える機器はあります。それらを上手に、そして楽しく使えばもっともっと快適な生活になると思います。

事例2
兵庫支部・橘祐貴さん(C4・四肢完全麻痺)

イントロダクション
 ICT機器の発達は日進月歩で、スマホやタブレットを誰もが所持している等、10年前には想像できなかった世の中になりました。技術の発達スピードがあまりにも速いのでついていけていないです。それでも自分が使えそうなツールがあれば、とりあえず試してみたりしています。そこで私が現在活用している機器やソフトについて紹介したいと思います。

パソコン操作について
 在宅生活に戻ってから10数年、パソコンの操作は音声認識ソフトを使用しています。病院のリハビリではマウススティックを使ってキーボード入力をしていましたが、当時は上の前歯が部分入れ歯で歯にかかる負担が大きく、別の操作方法を探していた時に音声入力ソフトを紹介され、使用するようになりました。初めは市販ソフトの「ドラゴンスピーチ」を使用していましたが、OSのバージョンが変わったら使用できなくなり、それからはWindows音声認識を使用しています。Windows音声認識はWindowsに標準搭載されているソフトです。Windows10の場合、「コントロールパネル」内の「コンピューターの簡単操作」を開くと使用することができます。マイクや自分の音声の設定を行うと使用することができます。はじめのうちは認識精度が悪いので、認識精度を上げるトレーニングを行うとより使いやすくなると思います。音声認識ソフトを使用すればするほど認識精度はだんだん上がっていきます。音声で使用できる機能は多く、文章の入力やマウス操作、インターネットの閲覧やWordやExcelの操作等、様々なことができます。ただし、ソフトやアプリによっては相性が悪く使用できない場合もあります。また、使用するマイクの性能によって認識精度が左右されるので、ノイズを拾いにくい単一指向性の製品を使用しています。ヘッドセットタイプのものが理想ですが、いちいちセッティングするのが手間なので、現在はスタンドマイクを使用しています。


Windows音声認識でパソコンを操作

 Windows音声認識の優れていると思うポイントは、「文章の修正が音声でできる」ということです。Googleの音声入力に比べると認識制度は悪いですが、一度入力した文章を音声のみで修正することができるのは、上肢に障害のある人にとってはありがたいです。私の場合、機関誌の原稿作成や校正作業もこのソフトのみで行っています。ただ時々ソフトが固まってしまうことがあるので、代替の操作方法を考える必要があるなと感じています。昨年のリハ工学カンファレンスの会場で視線入力デバイスを試してみて、「これは使えるかもしれない」と感じたので導入を検討中です。


視線入力デバイスを体験

スマホの操作について
スマホやタブレットの登場は、重度障害者の生活を大きく変えた出来事の一つだったのではないでしょうか。コンパクトなのにパソコンと同等の機能が使用でき、タッチパネルで操作も直感的にできます。知り合いにも電動車椅子上でスマホを使いこなしている人は多いです。私は自宅内ではパソコンを主に使用していますが、外出中に調
べ物をしたりするのに自分でスマホを操作したかったので、電動車椅子のジョイスティックでスマホを操作できるユニットをつけています。このユニットと画面を自動でスクロールするアプリを使って、メールやLINEの確認やインターネットの閲覧等を行っています。文字の入力はキーボード打ちなので少し時間がかかりますが、誰かに手伝ってもらわなくてもスマホを操作できるようになり、以前よりもスマホを使用するようになりました。

スマートスピーカーの活用
 Amazon EchoやGoogle homeのようなスマートスピーカーの登場も私にとっては大きな出来事でした。声でニュースやラジオを聴いたり家電を操作したりできるので、上肢の不自由な頸髄損傷者にも使いやすいデバイスです。最近Googl ehomeでもGoogle duoと連携させることによって音声通話ができるようになったので、万が一の際にも誰かと連絡が取れるようになりました。また環境制御装置の代わりにスマホやスマートスピーカーで赤外線リモコンの家電を操作できるスマートリモコンを導入しています。テレビやエアコン、照明、扇風機などの操作を声でできるようになり、「痙性で呼気スイッチが外れて操作ができない」ということはなくなりました。製品の種類が多く、安価で購入できるので興味がある人はぜひ試してみてください。


Google home mini

 今回は私が活用しているICT機器について紹介しました。冒頭にも書きましたが、この分野の技術発展のスピードはとても速いので、新しい製品がどんどん登場しています。まずはいろいろなデバイスを試してみて、自分に合うものを見つけてみてはいかがでしょうか。

事例3
兵庫支部・宮野秀樹さん(C4・四肢完全麻痺)

イントロダクション
 四肢麻痺となって28年が経ちます。最初に入院した病院でマウススティックによるパソコン操作を習得しましたが、体力の減退に伴いマウススティックでのパソコン操作が困難になり、現在は介助者によるパソコン操作で文書作成やWeb閲覧を行っています。
 最近の私の機器操作環境は、スマートスピーカーが主力となっています。インターネットと組み合わせて便利に活用しているので、その一端をご紹介します。

Clova Friends
 以前、本機関誌で「Clova WAVE」の使用状況をレポートしたことがありますが、今は機種が変わり「Clova Friends」を導入しています。Friendsに変えたことにより、LINEメッセージやLINE通話ができるようになりました。

 スマートフォンでLINEを使っている方は多いと思います。私も所有しているiPhoneで活用していますが、FriendsとWi-Fiを組み合わせて、音声操作でもメッセージ送信や通話を行っています。長文を送ることには適していませんが、短文であれば簡単に送信でき、相手から送られてきたメッセージも読み上げてくれます。介助者との簡単なやり取りに使っています。スタンプや絵文字は送ったり読み上げることはできませんが、とても便利です。


Clova Friends

 一人で部屋にいるときでも、照明、エアコン、テレビなどの家電を音声で操作し、メッセージや通話がいつでもできるという安心感があるため、長時間を快適に過ごすことができます。

Amazon Echo
 最近、「Amazon Echo」を導入しました。知人から玄関ドアの電子ロックを譲り受けたところ、スマートスピーカーと連動させて使えることが分かったので、それができるAmazon Echoを購入しました。電子ロックは「QrioLock」という製品で、本来はスマートフォンだけでも操作することができますが、Amazon Echoを使うことで音声操作での玄関の施錠・解錠ができます。「QrioHub」と合わせて使うことで、ネットワーク経由で外出先から施錠・解錠ができます。なんとなく便利なんですよね。最近では、介助者に買い物に出かけてもらう際に「玄関のカギは自分でかけるよ」と言うことに快感を覚えています。
Amazon Echoは「Switch Bot」というスマートスイッチと組み合わせればリモコンで操作できる家電はそのほとんどが音声で操作できます。Wi-Fi経由で家の外からでも室内家電を操作できます。とにかく今の生活はスマートスピーカーによって便利で快適なものになりました。
 ただ、皆さんのご期待通り、「Clova」を「Alexa」と呼んだり、その逆であったり、呼び名で混乱している感はあります。当然その中には介助者の名前も入ってくるので、もはや私は誰としゃべっているのか分からなくなるときがあります。

 孤独に陥らない自信のある方は使ってみてはいかがでしょうか?


Amazon EchoとSwitch Bot

関連記事:

カテゴリー: 機関誌「頸損」記事 パーマリンク