第14回 四国頸損の集い2019を高知で開催しました

SSKA頸損 No.129より

第14回 四国頸損の集い2019を高知で開催しました

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愛媛頸髄損傷者連絡会 鈴木 太

 2019年11月10日、高知県高知市本町にある一般社団法人ナチュラルハートフルケアネットワークの一角をお借りし、第14回四国頸損の集い2019を開催しました。
 前年2018年の四国頸損の集いを開催中、愛媛・香川・徳島と頸損連絡会のネットワークがある中、昔は中心的存在であった高知の頸髄損傷者ネットワークが無いのは寂しいということで、高知開催を1年前に決定していました。その後、各個人でつながりのある高知の頸髄損傷者に連絡を取り合い、会場準備を依頼しました。その流れの中、高松市での合同シンポジウム、高知ふくし機器展やリハ工学カンファレンスなど中四国で活動するリハ工学に携わる方々から障害当事者の方々との接点を模索する動きがありました。そこで、それをつなぎ合わせた勉強会を四国頸損の集いの中で開催する運びとなりました。
 当日、気持ちのいい快晴の中、愛媛から2名、徳島から2名、高知から1名、兵庫から1名の頸髄損傷者が参加しました。それに加えて、広島から1名エンジニア、高知の障害当事者3名ナチュラルハートフルケアネットワークスタッフ2名の参加があり、介助者を合わせると20名のスタートでした。
 はじまりは恒例の自己紹介。初めての方もいらっしゃるので軽く近況報告も交えながら始まりました。その後、準備していたお弁当を食べながら談笑。13時となったので、各県の近況と各自の近況を報告してもらいました。そこで話題となったのが痛みやしびれについて。違う障がいの方から動かないことによる痛みや疲労の投げかけがあったことから、頸髄損傷者によくある痛みやしびれにどう付き合っているのかという話題で盛り上がりました。薬を処方してもらっている現状や、お酒で温めると緩和する、お医者様には理解してもらえないなどいろんな意見がでました。その中、手足を引き抜き損傷(手足は残っているが神経が損傷している状況)された方によくある痛みやしびれに、バーチャルリアリティーを活用して治療するという、全く新しい試みが紹介されました。まだ研究段階ということでしたが、手足が正常に動く映像から脳が錯覚し、痛みやしびれが緩和されるというものでした。脊髄損傷者への有益性もある様なので、今後体験会を企画する方向となりました。
 14時からは、ナチュラルハートフルケアネットワークで研修会が行われている会場に同席させていただきました。ポジショニングシーツやターナーと言われる、スリング(吊り具)を使った抱え上げない介護方法の事例を実演していただきました。抱え上げないといってもリフトを活用することで大きな力を必要とせず、体位変換や移乗、更衣を行う方法です。体験された方は介護を受ける方にも負担の少ない体位変化に驚いていました。デンマークからの講師二人のでしたが、海外ではよくある介護方法がまだまだ日本では一般化されていない現状を実感する時間になりました。
 次回の四国頸損の集いは2020年11月8日(日)に開催することを決定して解散しました。また来年、開催しますので全国から遊びに来ていただければと思います。

 

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